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スプレーガンってなに?
ガン選定に際して
Q&A

スプレーガンQ&A

スプレーガン選定のガイド

スプレーガン選定の際の注意点や、よくあるご質問とその答えをご紹介します。

スプレーガンに関するQ&A

Q1: 丸吹き、平吹きとは?
Q2: 取り付けは上向きでも下向きでも構いませんか?
Q3: カタログに載っているスプレーデータはどのように見ればよいのですか?
Q4: スプレーガンで使われる単位について教えて下さい
Q5: スプレーガンの制御はどのようにすればよいのですか?
Q6: 霧化空気・ピストン空気分離式と共通式とは、どのように使い分けるのですか?
Q7: スプレーガンは液体を吸い上げることができますか?
Q8: 加圧タンクを使う場合の注意点は?
Q9: ST-5(丸吹、平吹兼用)とST-5R(丸吹専用)、ST-5S(細丸吹)は同じφ0.5のノズルでも違うのですか?
Q10: ノズル口径を変更したいのですが、ノズルだけを交換すればよいのですか?
Q11: コンプレッサーはどのように選定すればよいでしょうか?
Q12: 沈殿性のある液体をスプレーしたいのですが
Q13: PR-40とST-6の違いはなんですか
Q14: PRシリーズとSTシリーズでは、同じノズル口径でも違いがありますか
Q15: 窒素ガスを使ってスプレーできますか?
Q16: スプレーガンの耐熱性はどのくらいですか?

 

丸吹き、平吹きとは?
ノズルから出たスプレーは、15度くらいの円錐状をしていて、そのまま平面に吹き付けると丸い形になることから丸吹きと呼びます。この状態からエアキャップの両側に一対になっている角(つの)から出るエアで押しつぶすと扇形になります。(吹き付けた状態は膨らみの少ない楕円状になります)これを平吹きと呼び、目的物を移動すれば幅広い帯状パターンができますから、広い面積を吹く場合に向きます。多くのスプレーガンではパタン調節つまみにより、丸吹きと平吹きを切り替えて吹けますが、最初から丸吹きあるいは平吹き専用のキャップを使用しているものもあります。平吹きキャップ付きのガンなら、丸吹きも兼用なので丸吹き専用のタイプは必要ないように思えますが、丸吹きキャップの方が、キャップが汚れにくく詰まりにくい、細く吹きたい場合によりシャープなパタンが得られるなど有利な点もあるのです。
また、液の量を少なくすると、平吹きの開きは少なくなっていきますが、少量でもパタン開きが広いスプレーガンもあります(ST-6W,HM-1Wなど)。
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取り付けは、上向きでも下向きでもかまわないのですか?
はい。向きには制約はありません。
ほとんどの機種はピストンを内蔵しており、スプレー停止時には液体は自動停止しますので、どのような向きでも液体がポタ落ちするような事はありません。またスプレーそのものは、距離が長くなると重力により霧の粒子が下に落ちてきますが、通常の使用距離(数十センチ以内)では顕著ではありません。
ひとつ注意する点として、上向きに吹く場合、吹いた霧が時間とともに舞い降りて来てエアキャップが汚れやすいので、取り付けを斜めにしたりカバーをつけたりできれば、そのほうがよい場合があります。また清掃をまめに行うなどの運用面で配慮してください。
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カタログに載っているスプレーデータはどのように見ればよいのですか?
スプレーガンは塗料、油、接着剤、調味料などさまざまな液体を吹きます。これらは粘度や表面張力などの違いによりスプレーの状態も違ってきます。しかしすべての液体についてのデータを用意しておくことはできませんので、カタログには水を使ったスプレーデータを載せています。
水という物差し代わりの液体を使うことにより、機種による違いや、同じ機種でのノズル口径による違いを把握していただくことができます。一般に水より粘度のある液体の場合はカタログデータよりパターン開きが狭くなったり、粒子径が粗くなりますので、そのことからおおよそのスプレー状況を推測することができます。
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スプレーガンで使われる単位について教えて下さい。

圧力の単位として以前はkgf/cm2(キログラム平方センチ)が使われていましたが、最近ではMPa(メガパスカル)が使われます。これは国際的な取り決めに従ったもので、天気予報でおなじみの気圧の呼び方もミリバールからヘクトパスカルに変わりましたね。あのパスカルが圧力の単位として使われます。従来の1kgf/cm2がおよそ0.1MPaになります。

配管ねじのサイズとしてはインチ表示が一般的です。1/4(2分・にぶ)とか1/8(1分・いちぶ)という呼び方をします。雄ネジか雌ネジか、ストレートかテーパーネジかによりアルファベットの記号を前につけて区別します。
たとえばストレートの雄ネジはG1/4,テーパーの雄ネジはR1/8,テーパーの雌ネジはRc1/4などのように表示します。従来使っていたPT,PF,PSなどの呼称はISO規格の改訂により使われなくなりました。

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スプレーガンの制御はどのようにすればよいのですか?

一部のスプレーガン(TB-2,HM-9)を除き、ルミナ自動スプレーガンはピストンバルブ(あるいはピストンに連動したニードル弁)を内蔵しており、所定の圧力以上(通常0.3〜0.4MPa)のエアが入ってくるとバルブが開き液体が出ます。エアが止まるとバネの力によって弁が閉じ、液体は停止します。このためエアの出し止めを電磁弁で行っていただくだけでよく、液体通路の途中にはバルブは必要ありません。

ピストン空気分離式のガンを使う場合は、ピストン作動用のエアの出し止めは必ず三方弁を使用して下さい。二方弁を使うと、停止時にエアの逃げ道がないため、ピストンが戻らず、液体が停止しません。

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霧化空気・ピストン空気分離式と共通式とは、どのように使い分けるのですか?

スプレーガンの種類により霧化用の空気とピストン作動用の空気を共有して1本で済ませているタイプ(ST-5,PR-20,HM-1など)と別々につなぐタイプ(ST-6,PR-30,HM-6など)とがあります。
共通式はエア配管が1本と少なくて済みますが、ピストンを作動させるための最低圧力という制限があるため、弱い空気でソフトな霧を吹きたい時には使えません。(PR-20ではガン本体のつまみで簡易的にソフトな霧を吹けますが、正確なコントロールはできません)
一方空気を2本つなぐ分離式は、霧化空気圧をピストン作動用のエアとは無関係に外部の減圧弁により自由に設定できますので、油を塗布したい場合など0.02〜0.05MPaというようなごく弱い圧力で噴霧することにより、舞上がりの少ないソフトな霧が吹けます。また霧化空気とピストン作動用空気を別々の電磁弁を使って、タイミングをずらして出し止めできるので、エアだけを出すような使い方や、先にエアを出してから少しタイミングを遅らせて液を出し、止める時も先に液を止めるような微妙な制御が可能です。

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スプレーガンは液体を吸い上げることができますか?

ごくわずかな吸引力はありますが、一般には液体に圧力がかかっている必要があります。圧力をかけると言ってもポンプや加圧タンクなどが必ず必要になるというわけではなく、粘度が高い液体以外は、液体を入れた容器(重力式容器:500ccから4リットルくらいの容量で、ポリエチレンなどでできています)をスプレーガンと同じか少し高いところに置けば大丈夫です。ちなみに水の場合ですと、1mの落差で0.01MPa(0.1Kgf/cm2)の圧力がかかります。
粘度が高い場合、容量が大きいものを使いたい場合、床置きしたい場合は加圧タンクを用います。

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加圧タンクを使う場合の注意点は?

加圧タンクは、液を入れた密閉式の容器に減圧弁で調圧した空気を送り込み、その圧力で液体を押し出すようになっています。粘度が濃い場合によく使われるため、つい液圧を高めにしたくなりますが、必要以上に液圧をかけすぎると量が出過ぎるため、今度はスプレーガンの出口で量を絞ってやらなくてはならなくなります。スプレーガンの液量調節は、ノズルとニードルのすき間を調節することで行っていますので、量を絞るためにはすき間を小さくしなければなりません。0.1mm程度のすき間を粘度の濃い液体を通そうとすると出方が不安定になりやすくなります。ですから圧送タンクを使う場合は、液圧をかけすぎないように注意して下さい。液体の粘度や、どのくらいの量を出したいのかにもよりますが、通常は0.01MPa(0.1kgf/cm2)から0.05MPa(0.5kgf/cm2)くらいです。
スプレーガンの液量調節器を最大の位置に開いておき、液圧を徐々に高くしていって、希望の液量より少し多めに出るところで加圧用の減圧弁を固定し、スプレーガンの液量調節で希望の量に微調整するようにしてください。

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ST-5(丸吹、平吹兼用)とST-5R(丸吹専用),ST-5SK(細丸吹)は同じφ0.5のノズルでも違うのですか?

ST-5とST-5Rは本体やノズル、ニードルは同じですが、エアキャップに違いがあります。ST-5RのエアキャップにはST-5のような平吹き用の空気を出すための角(つの)がありません。また角からの空気を調節する調節つまみもついていません。余分な出っ張りがない分、取り付けもしやすくスペースをとりません。さらに平吹き用のキャップは平吹きパターン優先してあるため、平吹きがきれいに吹けるようにキャップの中心付近に補助空気穴が開いています。ここから出るエアにより、丸吹きの際はパターンがやや大きくなりますので、丸吹き専用キャップの方が細くはっきりした丸を吹く事ができます。
ST-5Sは極細のパターンにするため、ノズル、ニードル、キャップの形状が違います。特にニードルは先端が尖っており、ノズルから大きく飛び出しています。ニードルの先端が曲がるとシャープなラインが引けなくなりますので、保護のためのカバーがついています。カバーを外した方がよりシャープなパタンが得られますが、安全のためには外さないようにしてください。
ST-5Sは扱いがデリケートですので、特に小さい丸や細い線を吹く必要がある場合以外は、扱いが楽で耐久性に富むST-5Rをお薦めします。

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ノズル口径を変更したいのですが、ノズルだけを交換すればよいのですか?

ノズルのほかに、エアキャップとニードルは液ノズルの口径ごとにサイズが違いますので、必ずワンセットで交換して下さい。(HMシリーズにはニードルはありませんので、ノズルとキャップを交換ししてください)。また、ノズルが消耗して同じ穴径のものに取り替える場合もこの3点はセットで交換して下さい。(ノズルが消耗したという事は、ニードルも消耗しています。エアキャップは必ずしも交換の必要はありませんが、パタンが狭かったり、ゆがんでいると感じたら交換した方がよいでしょう。)
ニードルはほとんどの機種ではピストンに組み付けられています。ピストンをばらしてニードルだけを交換する事もできますが、手間がかかりますので、ピストンセットというピストンとニードルがあらかじめ組み立てられた部品で交換すると作業が楽です。
なお、STシリーズ、PRシリーズは、ノズルの交換に専用のスパナが必要です。(製品ご購入の際、付属しています)モンキースパナなどで締め付けると、ノズル外周に傷がつき使用できなくなりますので、ご注意下さい。

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コンプレッサーはどのように選定すればよいでしょうか?

カタログには0.3MPaで使用した場合の、空気使用量が載っています。一方コンプレッサーメーカーのカタログには吐き出し空気量のデータが載っています。詳しくは各メーカーのカタログの記載を確認していただきたいのですが、おおまかに言ってこれがほぼ0.3MPaでの空気供給量と考えられます。ですからこの数字をもとに、ガンの使用個数分の空気量を供給可能なコンプレッサーを選定して下さい。
ただし、経年変化や気温によりコンプレッサーの効率が落ちたりすることや、配管途中のロスなどを考える必要がありますので、あまりぎりぎりのものを選ぶと空気不足でトラブルの原因となります。選定には余裕をとる事を強くお奨めします。
さて上記は、ガンの動作が連続運転の場合です。吹き付けタイミングが間欠動作の場合、吹き付け停止中にコンプレッサーがタンクに空気をためる事ができますので、その分小さい馬力のコンプレッサーでも済む場合があります。極端な話、吐き出し空気量50リットル/分のコンプレッサー(2分の1馬力)でも、タンクに空気を目一杯ため込んだ状態なら、100リットル/分のエアを消費するスプレーガンでも15秒程度は作動させる事はできますので、次の吹き付けまでの休止時間が数分あるような場合なら、小さいコンプレッサーでも使用可能なケースはあります。ただ当初の予定以上の頻度で作動させたりすると、エア不足により噴霧できなくなりますので、そのリスクをよく考慮してコンプレッサーを選定して下さい。繰り返しになりますが、コンプレッサーに余裕がないためのトラブルは非常に多いので、あまりぎりぎりの選定をする事は避けた方が賢明です。

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沈殿性のある液体を吹きたいのですが

沈殿する液体の場合、ガン(特にノズル内)や配管に沈殿が起きると、詰まって液体が出なくなりますので、これを防ぐため吹き付け停止中も液体を動かし続ける必要があります。
これには、液を撹拌装置付きの容器に入れ、ガンへの液供給経路のほかに、ガンから容器へ戻る経路を設け、循環ポンプによって常に液を循環させます。スプレーガンも、スプレー停止時に液がタンクへ戻っていくための液出口がついた循環仕様のものを使用します。(型番の後ろにCがつきます。例:PR-30C)

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PR-40とST-6の違いは何ですか

どちらも霧化用のエアとピストン作動用エアが独立したタイプで、ノズル口径も重なっていますが、PR-40はボディーやエアキャップの大きさを活かし、パタンの開きも大きく粒子径も細かい霧が吹けます。また、ST-6にはない霧化空気調節器を使って霧の出具合を調節できます。一方、ST-6は小型軽量で空気使用量も少ないので、狭い空間への取り付けや数多くご使用になる時のコンプレッサーへの負担が少なくできます。ロングノズルなどのアタッチメントのバリエーションもSTシリーズの方が豊富です。


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PR-40とSTシリーズでは、同じノズル口径でも違いがありますか

PR-40はボディーサイズが大きいため、本体内の空気・液通路や配管用のネジサイズも大きくなっています。この結果同じノズル口径であっても、パタンの開きや粒子径、空気使用量は異なります。PR-40の方が途中の配管での流路抵抗が小さく、粘度の高い液体を吹くとき液の出が良いのが特長です。
ちなみに、接着剤などで特に粘度の高い液体の場合には、PRシリーズよりさらに液通路を広く設計したMS-8という機種もあります。

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窒素ガスを使ってスプレーできますか?

窒素ガスは、大気の組成の8割を占める気体ですので、物理的な性状は圧縮空気を使う場合と、ほとんど変わらないといってよいと思います。しかし、狭い部屋で窒素ガスを大量に噴霧する事で、結果として酸素の濃度が下がり、作業者が窒息する危険があります。その点を充分ご注意下さい。また、水素や酸素などを使って噴霧する事は、爆発や引火などの危険がありますので、絶対になさらないようにしてください。

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スプレーガンの耐熱性はどのくらいですか?

スプレーガンに使用している素材のうち、耐熱温度が低いのは、Oリング、パッキン、グリースなどです。噴霧する液体に触れる個所に使用しているOリングは、液体の影響で耐熱性も変わりますので、一概には申しあげられません。おおざっぱに言って、80度Cから100度Cまでは、標準のスプレーガンでもご使用になれます。
また、Oリングやグリスを耐熱性の高いものに代えることで、290度Cまでの耐熱性を持たせる事も可能です。詳しくはご相談下さい。

各種お問い合わせは下記でも受け付けております。
電話:03-3947-1331 ファックス:03-3947-1319
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