ルミナの強み
ルミナは60年以上の長きにわたり、工業用自動スプレーガンを製造・販売してきました。お客様からのご要望に基づいて
製品の開発を重ね、独自に練り上げてきた「ルミナの強み」。ここでは、その中で代表的な3つをご紹介します。
ルミナ自動スプレーガンは、圧縮空気(コンプレッサーエア)によってオン・オフ制御する固定式の塗布装置です。典型的な使用シーンとして挙げられるのはプレス成型、切削、ダイカストなどの金属加工の現場。たとえばプレス成型では、摩擦を低減し加工時に生じる傷を減らすため、板材(コイル材)に加工油を塗布します。板材の幅いっぱいに、きれいに均一に塗布できることがスプレーガンの利点です。 製品の歩留まり向上や油使用量の削減に寄与します。
工場の製造ラインなどで使われる自動スプレーガンは、「飛散しない」ことがとにかく大事。ルミナでは、現場を汚さないソフトな塗布を実現するために本体、液ノズル、エアキャップの開発を進め、バリエーションを拡充してきました。
ルミナのさまざまな用途
もちろん用途は加工油に限りません。離型剤や半導体実装用フラックス、接着剤の塗布、マーキング、加湿、アルコールや調味料の塗布など、さまざまな産業分野における液体塗布で豊富な実績があります。液体を薄く均一に塗布したいなら、それはすべてルミナの出番です。
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プレス成形加工
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ダイカスト・樹脂成形
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塗装・コーティング
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鋼板錆止め
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接 着
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フラックス塗布
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食品機械
(食用油・アルコール etc.) -
表面処理
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マーキング
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線 引
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冷 却
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工場の加湿
筒状成型品の内面に塗料やコーティング液を塗る仕事は、ルミナが得意とする分野の一つです。先端幅2〜14mm程度の小型ロングノズルを数十種類取り揃え、塗布幅、塗布角度、液体の粘度などの条件に応じてお選びいただけます。
内径60ミリ以下の小型の対象物の場合、よく使われるのがST-C8シリーズです。角度は90度、45度、0度(直進)の3種類。筒を回転させながら吹き付けることで、内面に一定の膜厚できれいに塗布することが可能です。
- 90度
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90度横向き。平吹ヘッドは、筒に対して縦型平吹パターンです。
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フランジ(出っ張り)がある場合でも、凸凹面にしっかりと塗布できます。
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小さな穴にヘッドを挿入して目的部に塗布できます。
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- 45度
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斜め下向きのため、細い筒(直径13mm以上)でも、吹き付け距離を取れます。
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45度斜め吹きで、底面に近いところまで確実にスプレーできます。
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小さな穴にヘッドを挿入して目的部に塗布できます。
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ロングノズル付きスプレーガンの活躍の場は、内面塗布の仕事に限りません。たとえば、機械設備の狭い隙間にノズルの先端だけ通して入れたい場合、蛇腹や真鍮管のロングノズルを付けたスプレーガンが有効です。ルミナではスプレーガン本体、ロングノズルの材質および長さ、噴霧パターン(丸吹、平吹き、らせん吹きなど)など、多くのバリエーションを揃えており、その組み合わせは優に1500種類を超えます。こうしたカスタム品のほか、特注製作品の対応も可能です。解決できずに困っている塗布の案件があれば、是非ルミナにご相談ください。
この動画では、さまざまな角度に吹き出すC8シリーズや超極細の針ノズル、360度噴霧タイプ、内面塗布に使えるφ4.6らせんロングノズルなどを紹介しています。ここでお見せしているものは数あるオプションパーツのごく一部。弊社にお問い合わせいただければ、お客様の使用条件に合ったものをご提案いたします。