塗料
事例1
- ユーザー
- 大手ばねメーカー
- 用途
- 自動車用ばねのマーキング
- 機種
- ST-6R-1.0X
課題
このばねメーカーでは、自動車ばねを製造しています。従来は他社の自動スプレーガンを使い、
黄色ラッカーで識別のためのマーキングをしていました。
しかし霧化エア圧が強いため、塗料が飛散してばねの反対側まで付着しまうことが問題となっていました。
ルミナの提案と成果
ルミナの標準的な丸吹スプレーガンST-6R-1.0Xを提案。
従来は吹付距離が遠く、霧化エア圧も0.2MPa以上と強すぎたため、距離を50mmまで近づけ霧化エア圧を0.05MPaに
下げました。
- (吹き付け条件)
-
- 霧化エア 0.05MPa
- 吹付距離 50mm
- 液の供給 圧送タンク
その結果、塗料を飛散させることなく、はっきりとマーキングできるようになりました。
事例2
- ユーザー
- 容器メーカー
- 用途
- コーティング
- 使用機種
- ST-6-1.3X
課題
この容器メーカーでは、薄いボール紙を重ねて作る丈夫な円筒形の容器をパウダー(粉末)メーカーに納めています。
容器の隙間から湿気が混入するとパウダーの品質を損なうため、従来は納入先でパウダーをビニール袋に封入して収納していました。
しかし手間がかかるため、湿気が入ってこないよう容器の内面にコーティングすることが課題でした。
ルミナの提案と成果
容器の内径が510mmと十分に大きいため、ロッドに平吹タイプのST-6-1.3X 4台を連ね、コーティング液を塗布することを提案。
容器を回転させ、ロッドを底から引き抜きながら液を吹き付けることで、容器内面に塗膜を形成しました。
- (吹き付け条件)
-
- 霧化エア圧力 0.15MPa
- 液圧 0.3MPa
- 吹付距離 230mm
その結果、コーティングによって湿気を防げるため、
ビニール袋を使わずにパウダーを直接容器に入れることができるようになりました。
納入先のパウダーメーカーで工程が削減され高い評価を得たほか、紙製容器業界初の内面コーティング導入事例となり、
高付加価値製品として広く展開していく契機となりました。