ルミナ自動スプレーガン(STシリーズ、HMシリーズなど)、
マジックカットe-ミストでトラブルが起きたときの主な対処方法をご説明します。
以下の方法を試しても改善が見られない場合やその他のトラブルについては、
「お問合せ」ページよりご連絡ください。
ルミナ自動スプレーガン
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エアを入れてもミストが出ない
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- 液量調節器が開いていない
- 1.5〜2回転程度、液量調節器を開けてください。
- スプレーガン内部のバルブ(ピストンセット)が作動していない
- 0.3〜0.5MPa程度のエア圧が確保できているか、確認してください。本体のグリスが取れている場合は付け直してください。グリスアップした後、ピストンセットを組み付けて滑らかに動くか、手で確認してください。動きが悪い場合、付属のP-11 Oリングが磨耗・変形している可能性が高いため、新品に交換してください。(※)。
※グリスアップの方法については、「カタログダウンロード」ページのメンテナンスマニュアルをご参照ください。
- 液ノズルが詰まっている
- 液ノズルをはずし、掃除・洗浄してください。
- 液の噴出量が少ない
- 重力式容器の場合、位置を高く設置してください。液の粘度が高い場合、圧送タンクに切り替えてください。
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エアを止めてもミストが止まらない
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- 空気弁(手動式空気弁、電磁弁)に2ポート弁を使っている。
- 空気弁を3ポート弁に切り替えてください。
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先端から液漏れする
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- 液ノズル内にゴミや異物がはさまっている
- 液ノズルをはずし、掃除・洗浄してください。
- 液ノズル、ニードルが磨耗している
- 液ノズルとピストンセットを新品に交換してください。
- グリス切れやOリングの膨潤で、バルブ(ピストンセット)が完全に閉まっていない。
- 本体およびピストンセットにグリスを塗り直してください。グリスアップした後、ピストンセットを組み付けて滑らかに動くか、手で確認してください。動きが悪い場合、付属のP-11 Oリングが磨耗・変形している可能性が高いため、新品に交換してください。(※)。
※グリスアップの方法については、「カタログダウンロード」ページのメンテナンスマニュアルをご参照ください。
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息切れする
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- 液ノズルが緩んでいる
- 液ノズルを専用スパナで適度に締め直してください。
- ガン内部のP-3 Oリングが磨耗して、液通路にエアが侵入している
- P-3 Oリングを新品に交換してください。
- 液ノズルとガン本体の接合部からエアが侵入している
- 液ノズルをはずし、液ノズルと本体の接合面を掃除してから適度に締め直してください。液ノズルに傷がある場合、液ノズルおよびピストンセットを新品に交換してください。本体側に傷がある場合は修理不能のため、スプレーガンごと新品に交換してください。
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エアが吊下式容器に逆流する
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- ガン内部のP-3 Oリングが磨耗して、液通路にエアが侵入している
- P-3 Oリングを新品に交換してください。
- エアキャップが変形するなどして、霧化エアが正常に流れていない
- エアキャップを新品に交換してください。
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ミストが飛散して汚れる
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- 霧化エア圧が高く設定されている
- 霧化エア圧をはじめ0.02〜0.05MPa程度に設定し、ミストの状態を見ながら徐々にエア圧を上げて調整してください。
- ST-5、HM-1、HM-3などエア配管1本タイプのスプレーガンを使っている。
- エア配管1本タイプは霧化エア圧を0.2MPa以下に設定できないため、ソフトなミストを作れません。ST-6シリーズ、HM-6シリーズなどをご使用ください。
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十分に霧化されない(液体のまま出てしまう)
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- 霧化エア圧が低すぎる・圧送する液圧が強すぎる
- 液圧は安定供給できる範囲でなるべく低く設定してください。液の粘度によりますが、はじめ0.02〜0.05MPa程度に設定し、ホース内の液の動きを見ながら液圧を徐々に上げて設定します。そのあと、ミストの状態を見ながら霧化エア圧を徐々に上げて設定します。エア圧を上げても十分霧化されない場合、本体の液量調節器を絞る、ノズル口径を小さいものに変更するなどで対応してください。
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マジックカットe-ミスト
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エアが止まらない
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- 空気弁の入口、出口を逆に接続している
- 空気弁を正しく接続し直してください。
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エアが出ない
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- エア調節器が閉まっている
- エア調節器を開けてください。
- 空気弁が開いていない
- 空気弁を開けてください。
- エア通路に異物等がある
- 噴射管をアトマイザ本体からはずし、テフロン管内をエアブローするなどし、異物を除去してください(噴射管をはずす際は、根元のOリング紛失にご注意ください)。
- ホースを液・エア、逆に接続している
- ホースを正しく接続し直してください。噴射管に近い側が液配管です。
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液が出ない
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- 本体内部のピストンバルブが作動していない
- エア圧力を0.3MPa以上に上げてください。上げてもミストが出なければ、ピストンバルブのP-7 Oリング、本体内部のP-3 Oリングにグリスを塗り直してください。グリスアップしたらピストンバルブを組み付け、手で上下に動かしてください。動きが悪ければP-7 Oリングが磨耗・変形している可能性が高いので、新品に交換してください。
- 液管が詰まっている
- 噴射管をアトマイザ本体からはずし、テフロン管内をエアブローするなどして異物を除去してください(噴射管をはずす際は、根元のOリング紛失にご注意ください)。
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エアが容器側に逆流する
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- 噴射管の根元のP-2 Oリングの紛失
- P-2 Oリングを付け直してください。
- 液管が詰まっている
- 噴射管をアトマイザ本体からはずし、テフロン管内をエアブローするなどして異物を除去してください(噴射管をはずす際は、根元のOリング紛失にご注意ください)。
- エアノズル(先端のキャップ)内部の詰まりや変形
- エアノズル内部の洗浄、異物除去を行ってください。刃に接触するなどしてエアノズルが変形している場合は、新品に交換してください。
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息切れする
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- 噴射管の根元のP-2 Oリングの紛失
- P-2 Oリングを付け直してください。
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液が止まらない
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- 弁座の磨耗
- 弁座を新品に交換してください。
- 弁座に異物がはさまっている
- 異物を除去するか、弁座を新品に交換してください。
- ピストンバルブが完全に閉まっていない。
- ピストンバルブのP-7 Oリング、本体内部のP-3 Oリングにグリスを塗り直してください。グリスアップしたらピストンバルブを組み付け、手で上下に動かしてください。動きが悪ければP-7 Oリングが磨耗・変形している可能性が高いので、新品に交換してください。
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